オーガニック

Organic 2005

Yesterday in Zulu
1 Mar 2005
先日ハリウッドで外国語映画賞にノミネートされた南アフリカの映画「Yesterday」、この映画は「イェスタデイ」と呼ばれるHIVに感染した若い母親が幼い娘「Beauty」と共に必死に生きてゆく物語だ。「作品に写し出されるズールー王国の自然美とその悲劇のコントラストが観る人に感銘を与える」とプロデューサーのアナン・シング氏は語る。
 ネルソン・マンデラ財団 (Nelson Mandela Foundation) によってサポートされた最初の映画「Yesterday」は当初、ズールー語と英語で撮影が開始されたが、パワーとリアリティのあるズールー語一本に絞られた。その結果、昨年のベニス国際映画祭では人権フィルム賞を与えられ絶賛されたのである。財団の代表は「我々の目的はこのフィルムをトラックの荷台に積んで各村々を回り、映写した後に、村人たちと『今、我々に何ができるか』を議論する事だ」と語っている。シング氏と財団の次の作品は「Long Walk to Freedom」ネルソン・マンデラ氏の自叙伝の映画化だ。