オーガニック

Organic 2005

南スーダンの危機
7 Mar 2005
スーダンの西、ダルフール(Darfur)でのアラブ系民兵による民族浄化の大量虐殺、200万人とも言われる難民、昨年、国連はダルフールを世界で人道的最悪の地域と評した。そして、今年1月、抵抗を続けてきた南のブラック・アフリカンが北のアラブ系政府との協定に合意して21年の長い内戦を終えた。しかし、その傷跡は大きく、国内の病院、学校、道路などは破壊されたままだ。スーダンは国際社会に5億ドル以上の資金援助を申し出たが、現在まで受けた援助は2千4百万ドルのみ。南スーダンの平均寿命が42才、読み書きできるのは4分の1と世界で最も貧しいこの地域、国連はアジアの津波被災者援助と同様に「南スーダンの援助も急務である」と提言している。