オーガニック

Organic 2005

Child jockeys on camel
4 Oct 2005
湾岸諸国でいまだ行われている子供のジョッキーによるラクダ・レース。カタールの調査員によると5才から9才までの275人の少年がレース中にケガをして病院で治療をうけたと言う。1992年から2003年の間には少なくとも17名が再起できない重傷を負い、3人が死亡している。そのほとんどが高さ2mほどもあるラクダの背中から落下しての事故だ。680kg以上ある巨体の上に乗って時速40Km近くでトラックを走り抜けるこのラクダ・レース。落下した子供達は手足や頭に障害を受ける。多くの子供ジョッキーはスーダンのような貧しい国から取り引きされてやってきて、レースの前には減量させられてほとんど栄養失調の状態になり、ラクダの上に固定されてレースに出る。現在、南アジアの多くの国では子供を乗せたこのようなレースは禁止されたが、アラブ首長国連邦では公の17の競技場で1,600頭のラクダが出走していると報告している。