オーガニック

Organic 2006

Little cheer of Sudan
9 Jan 2006
21年の戦争を終らせた和平協定から一年、スーダンでは今も数百万の人々が暴力と恐怖にさらされている。さらに昨年、総額約45億ドル相当の援助を受けたにもかかわらず、スーダンのダルフール西部と不安定な南東部との間の闘争は多くのスーダン人を水と食料不足に悩ましていると言う。
今年は家を失った50万人以上の南スーダン人が彼等の土地に戻る事が期待されているが、南部の町ジュバ(Juba)で行われた一周年式典でも元スーダン解放運動指導者は平和合意がほんの少ししか達成できなかったことを認めた。国際支援政府機関の報道官は「今年こそスーダンの人々に平和を実感させるべき」と声明を発表。また、国連 (UN) は「平和合意はまだ持ちこたえているが、スーダンの石油利権の分割が未解決のままである」と語っている。その利権が北のアラブ系イスラム教徒たちの手に多く入るのか?それとも南のクリスチャンたちなのか?アナリストは国際通貨基金 (IMF) のような組織がこれらの問題を解決するべきであると語っている。
ジュバやルンベクの町では人々が再建について話をする。しかし、そこには始めるべきものすら何もない。南部では四人に一人の子供が5才を迎える前に亡くなってしまう。学校もほとんど無く、医者も10万人に一人の割り合いなのだ。