オーガニック

Organic 2007

Safe city New York at 40-year low
2007年のニューヨーク市の殺人事件は11月18日の時点で428件。このまま行けば、今年は500件を下回るという。
これは1963年に記録統計が始まって以来、最も少ない数字となる。昨年の同じ時期には511件、トータルでは596件であった。「ニューヨーク・タイムズ」(New York Times)によれば、今年解明された212件のうち35件は素人の犯行で、ほとんどは麻薬に関係するギャング闘争によるものだという。さらに428件の犠牲者の3分の2以上は射殺によるもので、その内の16名は前年度の犯行であったという。
ニューヨーク市の殺人事件のピークは1990年に2,262件を記録。80年代後期から90年代にかけて急騰した殺人事件もクラックコカインを取り引きするギャング間の縄張り争いであった。その後、警察が犯罪や麻薬取引を厳しく取り締まることによってその数は減少に転じている。
米調査会社モーガン・クイットノーの「全米犯罪都市ランキング」によれば今、人口50万人以上の全米主要都市の中で最も危険だと言われているのがデトロイトである。そして、ニューヨーク市はSan Jose, CA、El Paso, TX、Honolulu, HI、Austin, TXに次ぐ5位と全米で最も安全な都市に選ばれている。
23 Nov 2007