オーガニック

Organic 2008

Nation-switchers
オリンピック出場の夢をかなえるために、国籍を変更した。そんなアスリートたちが北京大会でも目立っている。
ベッキー・ハモン(Becky Hammon)選手は北京オリンピック、バスケットボール女子アメリカ代表に選ばれなかった。そして彼女はもう一つのオプションを選択した。それはロシア代表として出場することである。
アスリートたちは時として国籍を変更することがある。その理由は他国にその家系があったり、単にお金のためだったりする。ベッキーの目的は北京でプレイすることだった。
「これは私に開かれた道、そして生涯に一度しかないこと」「家に帰ってみんなと同じようにTVで観戦するか、それとも自らそれに参加するか、その答えはあまりにも容易だった」と語るベッキー。彼女はオリンピックが世界一流のアスリートたちの祭典であると信じ、彼らがどこの国から来ようが、それは問題ではないという。
しかし、ロシア国籍を得てオリンピックに出場してきたベッキーを不可解な目で見る人もいる。バスケットボール女子アメリカ・チームのコーチもその一人だった。彼女はそれは偽善的であるという。国外で生まれたアスリートたちが多くのメダルをアメリカにもたらしているのも事実。
「オリンピック出場はまさにアスリートたちの夢」と語るベッキーはアメリカとの対戦でアメリカ国歌を歌った。
21 Aug 2008