オーガニック

Organic 2010

Is it right to have pigs as pets?
パリス・ヒルトンは1匹、ベッカムは2匹飼っているというマイクロ・ピッグ。はたして豚はペットになるのだろうか?
イギリスで2年前からそれらを売り始めた「Little Pig Farm」のオーナー、ジェーン・クロフトさんはマイクロ・ピッグのブリーダーである。彼女はこの10年間、小さなグロスター・オールド・スポッツ(Gloucester Old Spots)種の豚を買い集め、ミニチュア・ポットベリー・ピッグ(Miniature Pot-Bellied pigs)種、タムワース(Tamworths)種、 クーン・クーンズ(Kune Kunes)種などを掛け合わせマイクロ・ピッグを生み出した。
「彼らは知的で清潔なすばらしい動物です」「そして猫や犬のように家でしつけることができます」と語るクロフトさん。彼女の飼育小屋はクラッシック音楽が流れ、たくさんのマイクロ・ピッグが育っている。それらは大きくなっても30cmから40cm、体重は重くて30Kgほどで、アレルギー反応もないという。
マイクロ・ピッグをペットにしたいという希望者は急増している。ロシア、カナダ、メキシコ、日本やニュージーランドからも注文があるが、60%は断っているというクロフトさん。彼女はそのオーナーがマイクロ・ピッグを育てるのに十分な土地を所有しているかどうか調べる。そして12年から15年育てることに責任を持てるかどうか確かめる。さらにはペアで引き取ってもらうことが望ましいという。
しかし、そんなブームに反発するのはイギリスの動物保険研究所のクリスティ・ベイリーさん。「豚は家畜でペットにされるべきではない」「彼らは孤立した動物ではなくグループで育つ動物であり、最低でも10匹は必要である」「誰でも知っているように豚は鼻で地を掘る動物(rooter)で家の中で育てることは豚にとっていいはずがない」
19 Jan 2010