オーガニック

Organic 2010

Youngest climber of Everest
8,848m。先日中国とネパール両国がそれに同意し、これを公式の標高としたエベレスト。そのエベレスト山登頂にアメリカの13才の少年が挑もうとしている。
カリフォルニア州出身のジョーダン・ロメロ(Jordan Romero)君は13才。過去に7サミットと言われる7大陸の最高峰制覇を5つ成功させている。2006年にはアフリカのキリマンジャロ、2007年4月にはオーストラリアのコジウスコ、そして同年7月にはロシアのエルブルース、12月にはアルゼンチンのアコンカグア、2008年にはアラスカのマッキンリー、そして2009年にはインドネシアのカルステンツ・ピラミッドといずれも登山家の父親と共に登頂に成功した。
そして今回挑むのが世界最高峰のエベレストである。もしこれに成功すれば2001年に16才で登頂に成功したネパール人のテンパ・ツェリ(Temba Tsheri)さんの記録を更新することになる。
「それは僕が生涯で達成したいことの一つにすぎない」「ただ、この年齢でそのチャンスがきただけで、それが世界記録になろうとしている」「僕はただ登りたいだけなんです」と語るジョーダン君。
昨年の夏、オランダの13才の少女が世界一周単独帆走することに対してオランダ政府はそれを禁じ、少年少女たちの冒険がどこまで許されるのか議論されたが、ジョーダン君の場合は登山家である父親とステップ・マザーのレイ・アン・ドレイクさんが同行する。彼女は息子のことをアドレナリン・ジャンキーではないと語る。
「彼はもの静かで、落ち着きのある少年で、決心も固い」「彼は敗北を経験するためにここにいるのではない」「ジョーダンの安全性は頭のてっぺんからつま先まで最優先されます」と彼女は言う。ジョーダン君はテントで待機しなければならない時のために代数の教科書と著作用の筆記用具を携帯するという。
12 Apr 2010