UEFA EURO 2008

Dutch shock

ユーロ開幕直前の練習で足首靭帯を損傷したリバプールのストライカー、ライアン・バベル。この2週間、一日に2回の練習と3度の親善試合をこなしているオランダ代表チーム。リバプール同様にバベルをオランダ代表のキーマンであると信じているディルク・カイトがウェールズとの親善試合の後に彼の思いを語った。
「それはライアン、そして僕たちにもひどいショックだ」「誰かの接触があったわけでもなく、彼は一人でドリブル・ランニングをしていた」「彼がボールを左足から右足に持ちかえたとたんに、彼の足は身体の下敷きになっていた」「とても大きな音がしたので、周りは骨折したかと思ったほどだったよ」
「起きた事は彼には本当に悲しいことだけど、来シーズン一緒にスタートできるよう早く完治してくることを願っている」「彼は若くまだまだ大きなトーナメントがあると言うけれども、それは違う」「チャンスがあれば誰でもすべてのトーナメントに出場したいと願うものだよ」とカイトはいう。
ファン・バステン監督は全治5週間から7週間と発表し、バベルに代えてDFハリド・ブラールズ(セビージャ)を招集。もし、バベルが7週間プレイできないなら、リバプールのプレ・シーズン・マッチにも出場できなくなる。これはプレミアリーグ開幕(8/9)欠場を意味するだろう。
そうなると8月6日に開幕する北京オリンピックに出場する可能性もある。オリンピック代表フォッペ・デ・ハーン監督は、もし彼が間に合うのならリストのトップに入ると語っている。オリンピックに召集されれば クラブ側も彼を留めておく事はできない。
3 June 2008

ワールドスポーツ

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