フットボール・ワールド

Milan magic revitalise Beckham

デヴィッド・ベッカムはACミランが自らの代表キャリアを復活させてくれることを願っている。
33才でLAギャラクシーからローンに出されることになったベッカムは19日に行われるドイツとの親善試合にも招集されなかった。イングランド代表カペッロ監督はもし彼が107度目の代表招集を望むのでれば、イタリアにいる間に我々にフィットできることを証明しなければならないと明示した。
来年1月にイタリアに渡るベッカムは約3ヶ月サン・シーロで過ごすことになる。もし、その間にカペッロ監督に認められれば、2月に行われるスペインとの親善試合に招集され、ボビー・ムーアの持つ代表歴108試合の記録に挑戦できるだろう。しかし、失敗すればもうチャンスは巡って来ない。
それは元イングランド代表キャプテンには大きなプレッシャーに違いないが、チームメイトとなる元オランダ代表MFのクラレンス・セードルフはたとえ彼が試合に出場しなくても、チーム全体で彼をサポートするだろうと語っている。それには伝統的なミランのスポーツ科学プログラムも含まれる。
セードルフは限られた時間の中でもベッカムには十分チャンスがあるという。「彼は多くの世界的プレイヤーに囲まれることになるだろう」「そして我々は彼が気持ちよく練習できるように助けるつもりだ」「誰もが1月にデヴィッドが合流してくることをに興奮しているよ」と語るセードルフ。
しかし、ベッカムにとってその短期滞在の大きな利益はミランのフィットネス・コーチとのアクセスだろう。もし、彼が2010年のワールドカップに出場することになれば、ベッカムは35才になる。ミランには40才のマルディーニをはじめ、30代のプレイヤーが多く在籍している。それは「Milan Lab」と呼ばれるミラン独特のフィジカル・ケアがあるからだ。ベッカムのイタリア滞在中にそれら専門知識をすべて得ることは難しいが、大きな価値があることは確かである。
32才のセードルフにしてもそれが自分のキャリアを延ばしたことは認めるが、その正確なアプローチを説明することは困難らしい。
「そこにはまず傷害防止のための一般的なプログラムがある」「そして個々へのアプローチがあり、最後に専門技術を駆使する」「たとえば、練習中に膝に負担を感じたとき、周りは疲れているからだと言うだろう」「でもそれは事実に基づいていない意見にすぎない」「通常の健康診断で我々は実際の問題を妨げることができる」「それはすべてのプレイヤーに言える一般的な哲学だ」「彼らがする多くのことは新しいことではないが、個々のデータを読み取りトレーニングに取り入れる方法が新しいんだ」
17 Nov 2008

ワールドスポーツ

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